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学校制服の文化を支え、
さらに可能性を広げていく
N.R2016年入社 キャンパス事業部 大阪販売部 販売一課

注文通りに応えることが、
最良の結果になるとは限らない

学校制服に最適な生地を探し出し、アパレルメーカーに提案するのが私の仕事です。一口に生地と言っても、色、素材、織り方などによって実にさまざまな種類があります。さらには、同じ色であってもそのバリエーションは多く、素材の違いによっても色の見え方は大きく異なるものです。ウールとポリエステルを使った素材であっても、その比率(混率)によって仕上がりも、肌触りも、耐久性も違います。特に色については、生産時期やロットの違いで微妙な差があり、全く同じものを揃えるのは簡単ではありません。こうした特徴を持つ生地を扱う仕事ですから、取引先のリクエストに単に応えるだけでは、ベストな提案ができないのが難しいところです。リクエスト通りの生地を用意するのであれば、特注で生産してしまう方法もありますが、次の年も全く同じものを必要な量だけ用意できるとは限りません。年度によって色が違ってしまうといけませんから、できる限り安定して同じ品質を担保できる生地を提案するようにしています。特注品に比べて同品質の生地を提供できるメリットがあるだけでなく、価格面や耐久性の面でも安心して取引先に使っていただくことができるからです。国内外を含めた産地から情報を集め、相手の期待以上の提案をしていくのが私たちの仕事だと思います。

丁寧な仕事で、信頼を勝ち取っていく

私はもともと横着な性格で、面倒なことは後回しにしてしまうタイプなので、仕事では丁寧であることを心掛けています。やらなければいけないことをやるだけでなく、もうひと手間を掛けることで、相手に喜んでもらえるような行動を意識しているつもりです。と言っても決して難しいことをしているわけではありません。例えばFAXで書類を送った後、送りっ放しにするのではなく、電話で「FAXを送らせていただきました」と連絡することです。このひと手間が、お客様に安心感を与え、信頼を築いていくポイントになると思います。後になって「やっておけばよかったな」と思うぐらいなら、面倒でも一言声をかけておく。やってもやらなくてもいいのですが、やっておいて決して損はありません。自分としても後悔や心配事がなくなる上、取引先にも丁寧な仕事は喜んでもらえるものです。すごいセールストークができたり、無理に価格交渉をしたりしなくても、丁寧な仕事を心掛けていれば、気持ちの良い取引ができます。生地の営業に限らず、全ての仕事に共通することだと思うので、これからどんな仕事をするにしても大切にしていきたい部分です。

新しいマーケットを切り拓き、
制服文化をさらに広めていきたい

みなさんもご存じのように、日本は少子高齢化が進んでいます。子どもの数が減れば、それだけ学校制服の需要も減っていくのですが、私たちは制服文化を広め、未開拓のマーケットを拡大していく目標を掲げています。難しいミッションですが、チクマが築いてきた実績とノウハウがあれば、決してできないことではありません。一例として挙げられるのが、小学校への制服導入校数の拡大です。全国に広がる販売代理店とのネットワークに加えて、現在の教育環境や教育現場の声に対応するチクマの提案力と企画力があれば、必ずクリアできると思います。学校制服は日本が誇る文化であり、制服文化を通して子どもたちに学んで欲しいことはたくさんあります。これからも日本の学校制服マーケットのリーディングカンパニーであり続けるために、やりがいを持って新しい仕事に取り組んでいこうと思います。

趣味はプロ野球観戦です。休日には友だちを誘って球場に足を運び、プロのプレーを見てリフレッシュしています。野球が好きなのはもちろんですが、球場で飲むよく冷えたビールは格別。何よりの楽しみです。

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