ENTRY
RECRUIT

インターンシップ活動報告書

※このページはインターンシップ参加学生が作成しており、文章等はそのままでWeb掲載用に構成を整えたものになります

作成日 : 2024年9月6日

株式会社チクマインターンシップレポート

  • 龍谷大学    一回生  T.Y
  • 龍谷大学    一回生  K.S
  • 龍谷大学    二回生  S.K
  • 大阪経済大学  三回生  T.Y
  • 樟蔭女子大学  二回生  N.R
  • 樟蔭女子大学  三回生  T.N

1. 会社概要

株式会社チクマは、1903年に竹馬隼三郎商店として神戸に誕生しました。そして、昨年の2023年に創業120周年を迎えました。それから、日本と世界を結ぶ繊維専門商社として成長を遂げてきました。その中で、時代の変化に応じた環境保全活動や新商品の開発に取り組み、繊維業界の発展と社会貢献に尽力してきました。「共存共栄」を企業理念とし、自社の業績だけではなく、顧客、ユーザーや仕入先と共に発展する企業を目指します。チクマには、それぞれに強みをもつ3つの事業部を持っており、ビジネスユニフォーム・スクールユニフォーム・婦人服の生地素材および製品の企画・製造・販売を行っています。

2. 実習スケジュール

日程 Aグループ Bグループ
8月26日 総務部
8月27日 ユニフォーム事業部 キャンパス事業部
8月28日
8月29日 アルファピア事業部
8月30日
9月2日 キャンパス事業部 ユニフォーム事業部
9月3日
9月4日 アルファピア事業部
9月5日 総務部
9月6日

3. 事業部紹介

① ユニフォーム事業部

ユニフォーム事業部では、企業団体向けオーダーメイドのビジネスユニフォームの企画・デザイン・製造を行っています。オフィスワークをはじめ、観光業界、交通業界、ホテル業界などで働くみなさんに最適なオリジナルデザインを提案します。企業イメージやブランディングツールの一つとしてユニフォームを活用することも可能です。
また、海外販売事業も展開しており、海外市場に向けて、国内メーカーと共同開発した新素材などを世界のアパレル企業に提供しています。日本のファッションと世界のファッションをつなぐ架け橋となっています。

★実習生が実際に体験させていただいた業務★

  • ・説明(貿易、繊維)
  • ・事務作業(在庫管理の資料の作成、インボイス資料の作成) 
  • ・在庫整理
  • ・海外とのメールでの取引を見学
  • ・オンライン会議で工場(中国)の見学

★実習生が実際に体験させていただいた感想★

ユニフォーム事業部では、中国や東南アジアなどの海外にも工場を持っており、国内向けの商品でも、海外の文化や貿易に関する理解が重要なポイントだと思いました。
特に、海外販売部では、「会話」や「助け合い」が重要だと感じました。実習中も様々なお話が聞こえてくることも多く、楽しく仕事されていることが伝わりました。このように全員の連携が取れているからこそ、海外との連絡も素早くでき、海外企業からの信頼を得ることができるのだと考えました。
普段は、海外のお客さんとはメールでやり取りすることが多いそうですが、展示会などで実際に海外に訪れる際は、直接に会話もするそうです。

【社員の方にインタビュー‼】
\ご協力頂いた社員さん/
ユニフォーム事業部 入社9年目 F.Tさん/入社36年目 M.Hさん

Q.
事業部のイメージを“漢字一文字”で表すと?
A. 
F.Tさん:「助」です。海外に出張している人と日本に滞在している人とが、互いにフォローし合うことで、連携が取れるようにしています。
A. 
M.Hさん:「挑」です。社風にもあるように、常に新しいものを追い求め、挑み続ける姿勢の積み重ねが、ユーザーの満足度の向上や多様な時代に必要とされる会社のあるべき姿であると思います。
Q. 
今後、会社がよりよくなるためにはなにが必要ですか?
A. 
F.Tさん:会話をすることです。この事業部には3つのチームがありますが、一つ情報を全員に共有するには会話が大切です。
A. 
M.Hさん:「言語化」が大切だと考え、システムや制度を可視化することで仕事の効率向上やモチベーション向上につながると思います。

② キャンパス事業部

キャンパス事業部では、学校向けの生地販売や製品の企画・製造・販売が主な仕事です。また、衣服の教育的側面に着目した社会活動「服育」や、ユニフォームのリサイクルを実現した「MOTTAINAI SCHOOL」なども展開しています。

★実習生が実際に体験させていただいた業務★

制服の企画体験(その地域について調べる、コンセプトを考える、生地選び)、生地BOOK作り、制服撮影のお手伝い、検針・検品業務、縫製指示書確認

★実習生が実際に体験させていただいた感想★

キャンパス事業部では実際に企画体験などをさせていただきました。地域の特産物などを使い、コンセプトを決め制服の企画を行いました。事業部の雰囲気はとても明るく、活気がありました。社員の方々は何もわからない私たちにひとつひとつ丁寧に優しくご指導してくださりました。

【社員の方にインタビュー‼】
\ご協力頂いた社員さん/
生産課(品質管理)所属 入社1年目 M.Mさん/入社18年目 F.Kさん

Q.
事業部のやりがいについて教えてください。
A. 

M.Mさん:近所の高校などの制服に携われることです。

F.Kさん:入学式や通勤中、実際に自身が携わった制服を着用している所を見ることができたときですね。

Q.
キャンパス事業部のイメージを“漢字一文字”で表すと?
A. 

M.Mさん:「活」という字ですかね。活気がある事業部で、いい意味でワイワイしているところがそう思いました。

F.Kさん:「明」という字です。明るく楽しい事業部だからです。

画像

③ アルファピア事業部

オフィスや接客、イベント等に最適なワークウェアを企画製造し、カタログ販売でご提供しています。最新素材やトレンドを上品に取り入れ、高い機能性とファッション性を兼ね備えた、男女の既成ユニフォームを全国の代理店を通じて販売しています。

★実習生が実際に体験させていただいた業務★

グループワーク、商品選定、サンプル出荷、オーダーチェック、若手社員座談会、プレゼン発表

★実習生が実際に体験させていただいた感想★

カタログを見て、お題に沿った制服の提案をさせていただきました。実際に働く人のことを考えながら服を選び、提案するという貴重な機会をいただきました。また、オーダーチェックも体験させていただき業務のお仕事も少し理解することができました。

【社員の方にインタビュー‼】
\ご協力頂いた社員さん/
業務課所属 入社1年目 K.Mさん/営業課所属 入社5年目 S.Nさん

Q.
入社した理由を教えてください。
A. 

K.Mさん: 服に関わる会社に就職したいと考えていました。アパレルの販売は既に経験していたので、より幅広い業界と関わること ができる、ユニフォームを扱うチクマに入社しました。

S.Nさん: 学生服に関わる仕事に就きたく、就活している中でチクマを知りました。アットホームな雰囲気が自分に合っていると思ったので入社を決めました。

Q.
入社前後の気持ちの変化やギャップはありましたか?
A. 

K.Mさん:入社前は年の離れた方とうまくコミュニケーションがとれるか不安に感じていましたが、実際入社してみると、どの年代の方も話しやすく、安心して仕事ができています。

S.Nさん:入社前は会社の雰囲気を重視して入社したので、良い意味でギャップはなく皆さん優しいです!

Q.
アルファピア事業部のイメージを“漢字一文字”で表すと?
A. 

K.Mさん: 「色」です。色々な強みをもっている方がいて十人十色だと思ったのでこの漢字にしました。

S.Nさん: 楽しく毎日仕事ができているので、“楽しい”の「楽」ですかね。

画像

4. インタビュー(総務部部長 人事担当 S.Tさん)

Q.
新入社員に求めることは?
A. 
焦らずに毎日一つひとつのことを少しずつこなしていくことです。時間を守ること や報告することなどの社会人としての基本ができていることです。
Q.
会社を“漢字一文字”で表すと?
A. 
「包」です。チクマで取り扱っている商品であるユニフォームが守るものなので、 みんなを包み込むようなもの。それと、会社の雰囲気が安心感のある、包容力のあ る職場であるからです。
画像
Q.
就活性に一言!
A. 
自己分析に拘らず、多角的な視点を持って、様々な業界のインターンや説明会を受けることが大切です。今までのアルバイトや大学での経験だけで考えるのはもったいないので、幅広い分野に興味を持ってみるのもいいと思います。
Q.
採用する際の評価基準は?
A. 
専門知識は入社後にいくらでも身につくので、その人のキャラクターや考え方を重視します。大学時代の成果を見るよりも、結果までの過程や考え方が、チクマに向いているかどうかなどは良くみるポイントです。
画像

5. 全体を通してのインターン生の感想//

龍谷大学文学部 一回生 T.Y
今回の実習では、各事業部で様々な課題を抱えており、その解決に向けて努力していることに気づきました。例えば、キャンパス事業部では学校側が求めるジェンダーの配慮や着易さと現場の納品の都合とのギャップが生じます。他の事業部でも、各々抱える課題があり、それに対する工夫を施していることがよくわかりました。そのことがチクマの皆さんのやりがいにも繋がっていると考えます。それに加え、チクマさんが120年も持続して経営できている所以でもあると感じます。事業部によって雰囲気やイメージが異なり、それぞれが個性溢れる事業部で、楽しく実習に参加することができました。

龍谷大学政策学部 二回生 S.K
私は今回のインターンを通して各事業部に携わる中で、海外市場での貿易から製造販売まで多様な分野に精通し、常に「挑む」姿勢を大事にされていることを実感しました。また、社員さん一人一人が個性あふれる優しい方達ばかりで緊張がすぐにほどけ家族のような温かさを感じとることが出来ました。実習を通して、今後、就職活動を行う際は、人間関係や働きやすい環境下であるかを重要な判断材料とし、「楽しい」という気持ちを大切にできる会社で働きたいと強く考える貴重な機会になりました。

大阪樟蔭女子大学 三回生 T.N
私は今回のインターンシップで三つの事業部のお仕事を経験させていただきました。その全ての事業部に共通して感じたことは、ユニフォームを制作するまでに大勢の方の努力や支えがあるということです。社員の方々にやりがいはなんですかと質問させていただくと「実際に制服を着用している所を見ると、頑張ってきてよかったなと思える」とおっしゃられていることが多く、この二週間でたくさん時間をかけ、ユニフォームを作り上げる所を間近で拝見させていただいたので、その気持ちは計り知れないものだろうなと思いました。二週間たくさんの経験をさせていただき、忘れられないものとなりました。ありがとうございました。

大阪樟蔭女子大学 二回生 N.R
今回のインターンシップ通して三つの事業部さんを体験させて頂きましたが、事業部ごとに行う仕事は違いましたが、それぞれの社員さんにお話を聞くと自身の仕事に誇りと責任感を持って取り組まれており、非常に意識が高く、いい雰囲気の社内だと思いました。
この2週間常に緊張し続けた日々でしたが、社員の方々の手厚いご指導や、お気遣いに助けられました。実際にオーダー入力などといった業務に携わらせて頂きましたが、なかなか普段の生活などでは、行うことのできない経験で毎日新しい知識が増え、貴重な時間を過ごせ、非常に刺激的な二週間でした。

大阪経済大学 三回生 T.Y
10日間実習した中で特に感じたことは、会社全体の雰囲気が良いということです。今回の実習で3つの事業部にお邪魔させていただきましたが、どの事業部も雰囲気がよく、新入社員の方とお話しさせていただいた際に、皆さん上司や先輩など良い人が多いとおっしゃっていたのが印象的でした。実際業務を教えていただく際も、優しく丁寧に教えていただきました。インターンに来たことで新しい発見や、考えがあり、とても多くの学びを得た10日間になりました。

6. 総括

私たちは10日間の実習を通じて、実際に働いている人の現場や、その業務内容を知ることができました。各事業部での書類作成などの事務作業から、企画や提案書の作成のようなアイデアが必要な業務も体験させていただきました。それらの体験を通じて、商社やアパレルの業務を知ることができ、繊維業界の全体の流れを学ぶことができました。