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常に変化する状況の中で、
納期と品質を両立する最適解を見つけていく
N.T2017年入社 アルファピア事業部 企画生産部 生産課

1着1着すべての品質を守っていく仕事

オフィスで働く女性向けのユニフォームをはじめ、銀行やホテル、百貨店などの業界向けに、既製ユニフォームコレクションを提供しているのがアルファピア事業部です。私が在籍する生産課の役割は、ユニフォーム製作に必要な生地や付属(ボタン、ファスナー、裏地、芯地など)を手配したり、縫製工場に生産を依頼したりすることです。全国、さらには中国や東南アジアにも協力工場がありますが、私は九州エリアの工場を担当しています。1シーズンあたり数十アイテムの生産を工場に依頼します。生地や付属を手配して、協力工場の生産キャパシティに応じて生産を割り振り、納期と品質を管理していく仕事です。新作の場合は、まずサンプル製作を依頼して、仕様の通りに仕上がっているか、サイズ・デザイン・縫製具合などを細かくチェックし、量産体制を整え、納品されるまでを手がけます。どんなに素晴らしいデザインも、品質にバラツキがあってはいけません。お客様に自信を持ってお届けできる製品を作るという、責任ある仕事を任せてもらっています。

約束した納期を守るため、
一歩先、二歩先を予測する

私たち生産課の仕事は、必ずしも予定した計画通りに進むとは限らない点が、大変な部分です。理由はさまざまありますが、例えば生地の手配が遅れる場合があります。ある企業から新入社員用のユニフォームの追加発注があった場合、前回納めたユニフォームと同じ色合いの生地を用意できるかどうかの確認が必要です。たとえ同じ色であっても、繊維製品は生産ロットによって微妙に色合いが異なります。その違いを確認し、許される誤差の範囲で色合わせをしなければなりません。在庫がない場合は、新たに生地を製造するところからのスタートになります。こうした事情から当初の計画よりも生地の手配が遅れ、縫製工場の生産計画にもズレが生じることがあります。ですが、どんな事情もお客様への言い訳にはなりません。納期が遅れれば、何十人・何百人もの新入社員のみなさんが、ユニフォームが届かないまま入社することになってしまいます。そうした事態には絶対に陥らないよう、常に一歩先、二歩先を読んだ生産計画を立て、あらゆる状況に対応できる体制を整えておくことが生産課のミッションです。

時代が求めているのは、
グローバルに広がる生産体制

日々変化する環境の中で、いかにして納期と品質を守れるかが私たちの役割です。そのためには協力工場との関係構築が欠かせません。どうしても生地の手配が遅れるような場合は縫製工場に掛け合って、先に進められる工程を進めてもらうなどの対応をお願いします。できる限りコストをかけずに納期を調整していかなければなりません。協力工場には、職人的な責任者の方もいらっしゃれば、経営的な視点から現場を管理されている方もいらっしゃいます。相手の目線に立って、理解と協力をいただけるよう粘り強く交渉することが必要です。時には無理をお願いする場面もあるだけに、普段から良好な関係を築いておけるよう、定期的に工場を訪問して、相手の状況を把握することを心掛けています。また、今後は国内工場と海外工場をバランスよく活用することが欠かせません。品質と納期スピードの兼ね合いを考え、双方の利点を生かした生産ができるよう、いろんなことを整えていく必要があります。すべてのお客様に優れた品質の製品を提供できるよう、これからもいろんな勉強をしながら頑張っていきたいです。

休日は所属する社会人のサッカーリーグで練習や試合をしているか、旅行に出ていることが多いですね。音楽も好きで、お気に入りのアーティストのライブが地方であると、旅行を兼ねて遠方まで足を延ばします。リフレッシュできる休日があるからこそ、普段の仕事も頑張れるのだと思います。

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